2016年12月8日(木)の講座
テーマ 「リハビリ専門職・作業療法士がストレスケアのお手伝いをさせて頂きます!」
IMSグループ 医療法人財団明理会 西仙台病院 作業療法士 山田 孝弘さん
本日は過去に腰痛・肩凝り・メンタルヘルス・認知症など様々なテーマで講座を務めていただき、タピ大講師も今回で5度目。
西仙台病院で作業療法士をしている山田孝弘さんにストレスケアについてお話をしていただきました。
山田先生のモットーは「人の可能性を引き出し、希望を未来に繋ぐ」こと。
まずストレスとは。
ストレスは万病の元とも言われていますが、ストレス本来の意味は「快・不快を問わず心身が受けるあらゆる刺激」のこと。
「恋人と逢ってドキドキする」や「旅行が楽しみでワクワクする」も実はストレスなのだそうですよ。
ストレスは人生のスパイスとも言われ、適度なストレスは人生をより豊かにしますが、過剰なストレスは不快なストレスとなり、様々な問題を引き起こします。
ストレスの特徴は「ストレスを抱えていたとしても、日常生活や普段の行動に支障がなければ問題はありません。この為ストレスは正しく受け止め、対応することが大切」と山田先生。
ストレスと脳の関係では図解を通しとても分かりやすい説明をしていただきました。
今回は特に脳の神経伝達物質とストレスの関係で働く『セロトニン(安定)』『ドーパミン(快)』『ノルアドレナリン(不快)』の3大神経伝達物質を学びました。
ストレスがかかるとノルアドレナリンが脳内を大きく占めるため、セロトニンとドーパミンを増やしバランスを整えることが大事なんだそうです。
ストレスを感じると脳内ではどんなことが起こるのか。
ストレスが高まると私たちの身体はどうなるのか。
ストレスによって起こる病気など。
ストレスへのアプローチ方法など、とてもわかりやすい説明で学ぶことが出来ました。
座ったままで出来る呼吸法なども教えていただき、最後に普段作業療法の現場でも使っているという「関心チェックシート」を受講生みんなで記入しました。
今回もストレスケアについてとても貴重な知識を学べ、有意義な一時間を過ごすことが出来ました。