2017年6月2日(金)の講座テーマ:ストレスに強い心と体をつくる習慣~簡単エクササイズと瞑想のススメ~講 師:理学療法士 岩舘 郁子さん身体と心は大変密接に関係しあっており、悩みがある人は病気や怪我が治りずらいなど、肩こりや腰痛や病気に大きく影響してくるそうです。
本日は、ストレス解消にオススメな、呼吸法や瞑想の仕方についてお話ししていただきました。
瞑想や簡単なエクササイズを行うことにより脳の使い方が変化し、過去の嫌な思い出に囚われるよりも、現在に注目していけるようになる他、集中力がアップし、ポジティブになり、また、脳の老化も遅らせる効果があるそうです。
まずは「呼吸法」を教えていただきました。
・仰向けや座っている姿勢で行う。
・深く吸った時にお腹を膨らませて、吐いた時にへこます。
・呼吸を観察して、頭に思い浮かんだことを観察する。
始めのうちは1〜2分程度行い、慣れてきたら少しづつ時間を延ばして10分程度行えるようになると良いそうです。
まずは体調に合わせて少しづつ行っていくのが大事で、慣れてくると目を開けたままでも行えるそうになるそうです。
続いて、「食べる瞑想」を教えていただきました。
・3粒のレーズンを用意する。
・レーズンの色や形、匂いなどを観察してみる。
・1粒ずつ口に入れて、2〜3分かけて口の中の感覚で味わう。
・またその際は、ゆっくりと噛んで飲み込む。
こちらは、レーズンに限らず他のもので代用しても良いそうです。
次は、「日常瞑想訓練法」です。
・歯を磨く、食事をするなどの日常生活の中で行う。
・行動を実況中継する
・怒ったではなく、私は怒ったと感じている、怒ったと思っているととらえる
本日は、その場で足踏みをしていただく実況を参加者の皆さんにしていただきました。
そして最後は岩館さんオススメの、「木になるワーク」をしました。
まずはゆっくりと深呼吸し、手は膝の上で手のひらを上に向けます。
そして手や足の先を感じ、体の中心から重りが地球の中心寄せられるのをイメージで、座っているところから根っこが生え、どっしりとした幹に年輪を感じながら、頭は枝となって天に伸びていき、風になびくしなやかで大きな木を感じる瞑想です。
いずれの瞑想も無理をせず、途中雑念が浮かんでも無視をする必要はないそうです。
そして、肩の力を抜きながら、呼吸を意識しして、自分のペースでやることで少しづつ習慣にしていくことが大切だと、お話ししていただきました。