2019年6月21日(金)の講座
テーマ:令和元年・もっと輝くためのお片付け術〜クローゼット収納と運気アップ法
講 師:暮らしセラピスト、整理収納アドバイザー うえきかおりさん
ものが豊富ないま、多くの人が悩んでいるのが片付け。スッキリ整理整頓された部屋への憧れはあるものの、現実は押し入れに収まりきらないモノが出しっ放しになって散らかっているという人も多いのではないでしょうか。講座では、クローゼット収納に注目しながら、片付けの基本を学びました。
講師のうえきかおりさんは、一人一人の暮らし方に合った片付け方を教えてくれる整理収納アドバイザーであり、重曹やクエン酸などを活用した環境に優しい暮らし方を啓蒙する活動も行っているそう。
「片付けのステップは3つ、〈わける=整理〉〈しまう=収納〉〈もどす=整頓〉。片付けていてもすぐ散らかる…と悩んでいる人は、〈しまう〉ことに重点を置いてしまいがちです」とうえきさん。
片付ける時に、この収納グッズが便利だとか、こんな収納があれば片付くのに…と考えるのは良くないそう。そもそも収納とは、モノを隠すところではなく、使うモノをスタンバイさせておく空間のこと。いざ必要になった時にサッと取り出せるようにしておくことで、探し物の時間を減らし、作業効率をアップさせ、同じモノを何個も買ってしまうような無駄遣いを防ぎ、余分なモノが減ることで部屋のスペースを有効に活用できるといいます。
「片付けのカギは〈整頓〉、もどすことなんです」とうえきさん。
ギュウギュウのクローゼットから着たい服を引っ張り出すことはできても、ギュウギュウのところに服をしまうのは大変。結局しまわずに出しっ放しになってしまうという事態を招いてしまいます。
ポイントは、モノの量を収納スペースの7割にとどめること。3割分のすきまができるので、ストレスなく出し入れでき、出しっ放しを防げるといいます。
「着る服がなくて…という方がいますが、そういう人ほど実はクローゼットにたくさん服がある。たくさんあると、どの服が好きか、よく着る服かが自分でもわからなくなってしまうんです」。ギュウギュウ収納で埋もれていたお気に入りの服も、7割収納にすればすぐに見つけられるように。「洗濯したら、クローゼットの右側から順々にかけていってください。そうするとよく着る服が自然と右側に寄ってきます。あまり着ない服がだんだん左側に集まってくるので、整理しやすくなってきます」。服の取捨ポイントは、その服を着て好きな人に会えるかどうか。「そういう服は、着ていてウキウキするもの。心が上向きになると運気も上がるものですよ」。
「服(フク)の発音は、福(フク)と同じ。クローゼットがギュウギュウだと、福が入ってくるすきまがありません。7割収納で、福の入ってくる収納をめざしてください」とうえきさん。
最後に、部屋の浄化作用があるというホワイトセージの手作りアロマスプレーを紹介してくれました。会場全体にほのかに広がるハーブの香りは、ジメジメした梅雨時にピッタリ。こんな爽やかな香りがするスッキリした部屋に暮らしたら、運気もあがりそう!早速、部屋をスッキリ片付けようというやる気がわいてきました。