2020年3月3日(火)の講座
テーマ:春の季節にピッタリの歌を歌いませんか?早春賦etc.
講師:声楽家、ボイストレーナー 鳴海 友美さん
今回はおなじみ声楽家の鳴海友美さんの講座。
春の季節にピッタリな歌について声を出すための準備や歌い方を教えていただきました。
講座のはじめは、声を出すための準備から。
声を出すための準備というと喉や口まわりから準備をはじめる、と思いがちですが、まずはこんにゃく体操と呼ばれる全身を使った体操からはじまりました。
鳴海さん曰く、声を出すというのは全身運動なので、まずは全身をほぐすことからはじめるべき、とのこと。
全身をほぐしたら、口の体操へ。
口の周の筋肉をほぐすためのリップロール(口をとじて唇をプルルルと震わせながら行う発声)、舌をほぐす巻き舌、腹式呼吸につながる口笛とそれぞれのポイントにわけて体操を行いました。
体操のあとは、実際に歌唱へ。
歌い始める前に、歌詞の朗読、先生の弾くピアノの音色に合わせ、ハミング、口笛でメロディをとりました。
今回歌ったのは2曲。
ちょうど今日が桃の節句だったこともあり、「うれしいひなまつり」とこの季節に人気の高い「早春賦」。
「うれしいひなまつり」はサトウハチロー作詞(山野三郎名義)、河村光陽作曲で、もともとサトウハチローが自身の娘に送った詩がもともととされています。
1936年2月にレコードが発売、2007年に日本の歌百選に選出されています。
「早春賦」は古丸一昌作詞、中田章作曲の情景歌。1913年に発表されたこの曲は、長野県大町市から安曇野地方早春の情景を歌ったとされ、「うれしいひなまつり」と同様に日本の歌百選せ選出されています。
また、鳴海さん曰く「早春賦」はボイストレーニングに最適な歌なんだとか。
鳴海さんの丁寧な指導もあり、みなさん最後にはとても綺麗なハーモニーを響かせていました。
また、鳴海さんから受講生のみなさんへのお礼として「春の歌」、「初恋」、「森の水車」の披露もしていただきました。
鳴海さん、とても素敵な講座をありがとうございました。