2019年11月20日(水)の講座
テーマ:超簡単!災害時も役立つ!猫でもできる「BBQやキャンプのやり方」教えます
講師:プロキャンパー 高橋 繁由さん
本日の講師は、タピ大でもお馴染みとなりました高橋繁由さん。
今回はプロキャンパーとして、災害時にも役立ち、かつ簡単な「BBQやキャンプ」のやり方についてお話いただきました。
震災前からBBQやキャンプなどの野外活動の経験があったという高橋さん。
今年からソロキャンプデビューもされたそうです。
この経験が震災時に活きることになりました。
高橋さんがお住まいだった地域は、停電が長引き復旧まで約1ヶ月かかったそう。
また、家をオール電化にしていたこともあり自宅の設備で調理などを行うことができなかったのですが、
高橋さんが野外活動を趣味としていたこともあり、自宅に薪、練炭、炭がおよそ1年分ぐらいの量ストックされていて、かつ
火おこしやBBQの経験から灯りを作る、暖を取る、あたたかい食事を作ることができたそうです。
人は、灯りがないと恐怖を感じてしまいます。
火を起こすことで、灯りを得ることもできます。
火の起こし方を知っているかいないかの差は大きい、と高橋さん。
災害時に自分を自分で管理するためにも火おこしの経験というのは重要そうです。
また、子供を危ないから火から遠ざけるのではなく、正しい火の使い方を教えるべきだ、とも高橋さんはおっしゃいました。
火の使い方、起こし方を経験するのに、BBQやキャンプというのは非常に良いきっかけとなると高橋さんはおっしゃいます。キャンプの必需品といえばテント。このテントも、避難所に持ち込むことでプライバシースペースの確保や、ペットのための簡易的な小屋として利用することもできるそう。ゆるキャンやソロキャンプなどがブームになってきていることもあり、テントの買い替え需要により古いモデルのテントはリサイクルショップで安価で手に入れることができます。また、キャンプ用品のカセットガスを使用するバーナーや、ランタンなども安価に揃えることができるそう。災害時の備蓄品というと、水や食料品、というイメージがあるかもしれませんが、ここに上記のバーナーやランタン、卓上カセットコンロも加えると、灯り、あたたかさの入手、食事の質の向上となり、精神面での余裕にもつながるとのこと。これらの品々は1万円あったら大体のものを揃えることができるそうです。 ここ数年、激甚とも言える災害が増加しています。
方法を知っている、経験しているというのは災害時に自分で判断し行動する力につなげることができます。
そのとっかかりとして、アウトドア用品を購入してみる、実際に使ってみてはいかがでしょうか。