10月8日の講座
「新しい環境のストレスを漢方で乗り切る工夫」
講師
健康漢方研究所 管理薬剤師
義江 則子さん
5月の講座以来今年2度目となります義江さんの漢方講座、今回は心とカラダのケアと言う事でお話を頂きました。
今年の夏は急に暑くなったため、涼しくなった今になって身体の不調を訴える方が多いそうで、
単一的な具合の悪さでは無く、不定愁訴の様な何となく調子が優れないと言った場合は漢方が非常に有効との事。
これは漢方薬独自の効能で、西洋の薬は病気に対してピンポイントに効果を発揮しますが、
漢方は身体に対して複合的に効果を発揮するのが特徴となっております
また、漢方にしか応答しないシステムが人間の身体の中にあり、漢方がその調節を助ける働きを担っているそうです
一例として
・血液の中に溜まった老廃物を体外へ排出しやすい
・十分な酸素、栄養を供給して新陳代謝を高める
・細胞の老化を遅らせる
その事により
・血液の循環が良くなり、ひとつひとつの細胞が活性化される
・動脈硬化をさせない、させにくい微小循環障害にならない身体になる
と言う事が言えるそうです。
今回の講座では、タイトルにもあるストレスによる諸症状が発生した際に有効な漢方薬を詳しく教えて頂きました。
そして心とカラダは同じ物、キレイは元気からと言う事で
・元気の元は十分な食事、運動、休息
・ストレスを感じたら無理は禁物
・皮膚や便秘といったトラブルは局所的な問題だけでは無く、心身や血管年齢にも重要な関わりがある時も
・小さな不調を見逃さず、自分の身体を労わる事が大事
夏の疲れが出ていてなんとなく身体が怠く重かったり、慢性的な不定愁訴にお悩みの方は漢方の門を叩いてみてはいかがでしょうか?