12月14日の講座
「在仙編集者3人がしゃべりまくる 年末・年始におすすめの本 2018年度版」
講師
荒蝦夷代表 土方正志さん
プレスアート編集部部長 川元茂さん
東北大学出版会 小林直之さん
本日は仙台を中心に活躍される「本のプロフェッショナル」3名に
今年出版された本の中でそれぞれオススメの本を紹介して頂きました。
さて、今回の主役である「本」ですが
皆さん1年間で何冊の本を読んでいますか?
と言う講師からの問いに、年間50冊位と答えた受講者さんが居ましたが、
50冊と言うのは近年ではかなり多い部類に入るそうで,中には年間300冊近く読まれる凄い方も居るそうです。
本講座では、
「なんとびっくり第9回!仙台オヤジ編集者3人衆おすすめ本ベストテン2018」
と言うリーフレット(市内書店に配布中)を元に講座を進めて参りました。
まずは土方さんの今年のベストをご紹介致します
①「死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相」
ドニー・アイカー(安原和見訳)
②「一九四〇年代の〈東北〉表象 文学・文化運動・地方雑誌」
高橋秀太郎・森岡卓司編
③「オンブレ」エルモア・レナード(村上春樹訳)
④「モンテレッジオ 小さな村の旅する本屋の物語」(内田洋子)
続いて川元さんのベストは
①「最初の悪い男」ミランダ・ジュライ(岸本佐知子訳)
②「地下鉄道」コルソン・ホワイトヘッド(谷崎由依訳)
③「奥の細道」リチャード・フラナガン(渡辺佐智江訳)
そして小林さんのベストは
①「未来をはじめる:『人と一緒にいること』の政治学」(宇野重規)
②「遺訓」(佐藤賢一)
③「ハックルベリー・フィンの冒けん」マーク・トゥエイン(柴田元幸訳)
と、三者三様バラエティーに富んだチョイスとなりました。
近年では毎年この時期になると
「今年のベストセラー」といった感じで紹介されておりますが、
講師であるお三方が選ばれた本も一部の書店では紹介されているそうです。
チョイスした本の説明一つ取ってもユーモアに溢れ
ここだけでしか聞けない内緒のお話まで頂きました。
お三方共、好きな本の説明をする際
おもちゃを買ってもらった子供の様に目がキラキラ顔がニコニコしていて
皆さん本当に本が好きなのだなぁと感じました。
年末年始はもうすぐそこです
今冬は読書で時間を過ごしてみませんか?