7月30日の講座
「尊王・攘夷と国事 仙台藩」
講師
郷土史研究家 千葉茂 さん
尊王攘夷と言う言葉をご存知でしょうか?
尊王とは天皇を敬い政治の中心とする意味で
攘夷とは外国を追い払うと言う意味で
この2つが合わさって尊王攘夷と言う言葉になりました。

これは幕末の頃に出来た言葉で、幕末を舞台とした時代劇や中学校の歴史の時間に習った記憶があると言う方も多いのではないでしょうか?
尊王(尊皇)と言う言葉は古代からある言葉ですが、
幕末まだ鎖国制度を取っていた日本に諸外国から様々な圧力が掛かり、藩単位で何度か交戦するも圧倒的な力の差を感じ、その後開国を許し現在に至るわけです。

尊王・尊皇
シンプルに言えば目上を敬えと言う儒教の思想から来ております
勤王
尊王・尊皇・攘夷の思想を実現する行動と位置づけです
先生の理解では、尊王は思想、勤王はアクションと言う事になります。
時代が大きく動こうとしていた幕末
仙台藩はと言うと、佐幕開国の方へ傾いていましたが薩長は逆の思想であった為水と油の関係だったそうです。
江戸末期、尊王・尊皇と言う思想があれど、庶民や武士や大名には将軍が頂点言う考えが一般的だったので、将軍より上の天皇の存在と言うのはイマイチ分かり兼ねる所で、天皇と言うのは良くわからないけど、何やら恐ろしい存在と言う位にしか思えなかったそうです。
そうして時代は開国を許し、その後日本をを2つに分ける戊辰戦争へと時代は進んで行くのですが、
今回は時間の都合でここまでとなり、この続きは次回の講座へ持ち越しとなりました。
日本の歴史の中でも幕末の話は1.2を争う程人気の話ですので、今回の講座も大盛況となり
次回の講座が非常に待ちどうしい今回の講座となりました。