2018年5月24日(木)の講座
テーマ 「備えあれば、憂いは本当にないのか?身の廻りにはキケンがいっぱい」
全危険災害相談士 浅野 英樹さん
本日は、全危険災害相談士の浅野英樹さんを講師に迎え、私達の日常生活における身の廻りのキケンについて学びました。
まずは「危険の定義」から。
何を危険と理解するのか、どのように対策を取るのか。
対策として「備えあれば憂いなし」という言葉がありますが、演題にもあるように、備えがあれば憂いは本当にないのかということにも的を絞ってお話いただきました。
備えとは、あくまで想定内の事態に対する準備のこと。
そして憂いとは、予測される事態に対する心配や気遣いといったこと。
俗に言うマニュアルというものは想定内の事象への対処方法なので、想定外の事象が発生した時には使い物にならないケースがあることを分かっておくこと。
想定外のことが起きた時には焦らずに考えて対処しなければならないのだそうです。
また、3.11の東日本大震災の時、ディズニーランドが人命優先のために取った3つの掟が破られた話などを例に挙げ、とても興味深いお話を聞くことも出来ました。
「備えがどんなにあってもきちんとそれを使えるか理解していなくては憂いはなくならない」
反対に「備えが少なくとも、それを有効に使えるスキルがあれば憂いを少なくできる」と浅野先生。
備えを活用できるスキルを身につけたいものですね。
そして本当のキケンというのは「無知」なこと。
「気づいていないことに気づいていないことこそ危険」、と浅野先生は言います。
講座では食のキケン、加工食品におけるキケンの話について、いろいろな食品の写真を紹介しながら事細かに教えていただきました。
健康管理士一般指導員の顔も持つ浅野先生。
ズバリ健康とは健体康心。
「健やかなる体と康らかなる心からなるもの」、なんだそうです。
ガンやアトピー、ジェンダレスなどと言った生活習慣病や現代病がミネラル不足が原因だと言いながら、その問題解消の重要性についてお話しされていました。
次から次へと貴重なお話が聞け、実のある1時間を過ごすことが出来ました。浅野先生、ありがとうございました。