4月27日(金) 特別講座
プロ野球生活27年間を振り返って
講師:山﨑武司氏(元プロ野球選手)
今回の特別講座は、元東北楽天ゴールデンイーグルスの4番で、野球解説者の山﨑武司氏も愛用されているブランド「KJUS」の東北1号店のオープンを記念して、山﨑武司氏によるタピ大特別講座を実施いたしました。山﨑武司氏と言えば、「ジャイアン」の愛称の通り豪快なホームランと、人懐っこい性格で多くのファンから愛された大打者です。東北楽天ゴールデンイーグルスの創設メンバーとして活躍、39歳で本塁打王、打点王の2冠王を獲得、2013年で現役を引退。引退後は、スポーツコメンテーター・講演・カーレーサー等多方面の趣味を活かして現在も活躍中。
そんな山﨑武司氏の講演を聞けると言う事で、用意した座席はあっという間に埋まり立ち見のお客様まで居り、大盛況・満員御礼!となりました。
今回は山﨑氏の人懐っこく・サービス精神旺盛な性格が存分に発揮され、なかなかTV等では聞けない様な興味深いお話を聞く事が出来ました。
中でも、本塁打王・打点王の2冠王がかかっていた2007年のシーズン、ラスト1ヵ月はライバル選手からの追いつけ追い越せのプレッシャーで殆ど眠れず、翌朝のスポーツ紙を見るのが怖かったそうです。TVや雑誌で見る、豪快で親分肌な山﨑氏からは想像が付きませんね。
また、楽天創設時のシーズン、なかなか勝ち星に恵まれず、僅差で敗れた時ファンから「ナイスゲーム」と言われとても惨めな気持ちになり、自分を含め全選手へ「このままで良いのか!」と鼓舞する言葉をかけたそうです。
そして、氏のプロ野球選手としての生き方・考え方を変えるきっかけとなった野村克也氏との出会いですが、、今でも心の真ん中にある事は「人付き合いの大切さ」だそうで、『プロ野球選手でいるより、引退してからの方が人生は長い引退してからの人生を生き抜いて行くには普段からキチンとした挨拶や声がけが必要』礼儀作法や挨拶と言った当たり前の事を当たり前に出来る事が大切と語っていたのが印象的でした。
また、27年にも及ぶ長いプロ野球選手人生の中で何度も引退を考えた事があり、
『野球選手として自分で自分に課した事が出来なくなったら引退』と考えていたそうです。山﨑氏は自分の人生をジェットコースターみたいと仰っていましたが、終始ニコニコとし、話には必ず面白いオチを付け、会場を沸かしておりました。
このサービス精神こそが、山﨑氏の人気の秘密なのかも知れませんね。