平成30年3月26日(月)の講座
演題 『五線譜が読めなくても弾けるヘルマンハープで、
音楽のバリアフリーを体験してみませんか?』
講師 ヘルマンハープ倶楽部仙台 倶楽部マネージャー 冨樫 通明氏
本日は「ヘルマンハープ」という楽器について、講師の冨樫さんに教えていただきました。
「ヘルマンハープ」はドイツ・バイエルン州の農場主、ヘルマン・フェー氏によって、1987年にダウン症の息子のために開発されたドイツ製ハンドメイドの弦楽器です。日本でも福祉の現場や中高年の方の趣味として、今広がっています。
冨樫さんもこれまで楽器を演奏できたらとチャレンジしたことが何度もあったそうですが、難しくて断念していたそうです。
しかし、昨年「ヘルマンハープ」と出会い、数ヶ月練習しただけで、人前で演奏を披露できるようになりました。自分でも体験したことで、「ヘルマンハープ」の魅力をもっと多くの方に伝えたいと、ヘルマンハープ倶楽部仙台を立ち上げ、マネージャーとして「ヘルマンハープ」の普及を目指して活動されています。今年6月に開催される「とっておきの音楽祭」に出場してみなさんに「ヘルマンハープ」を披露する前に、まずはタピ大でみなさんに紹介できたらとお話していただきました。
前半では、「ヘルマンハープ」について、その成り立ち、日本での普及など歴史を教えていただきました。その後に楽器を見せていただき、演奏の方法を説明していただきました。
冨樫さんにお手本として演奏を披露いただきました。とても優しい音色で、心も癒される楽器だと思いました。
最後には受講者のみなさんにも、「ヘルマンハープ」を体験していただきました。弦の下にある透明のパネルに、専用の楽譜をはめ込み、その印にあわせて弦をはじくと、ちゃんと曲になりました。楽器は一人でも複数でも同時に
1台で演奏できるそうです。楽器初心者でも、簡単に演奏できる仕組みを受講者のみなさんに体験いただきましたが、みなさん音がでるととてもうれしそうに弦をはじいていました。
障害のある方も、子供も大人も関係なく演奏できるということでのバリアフリーな楽器「ヘルマンハープ」。
今日はその魅力を実感することができました。冨樫さんありがとうございました。