3月27日(火)の講座
「西洋の音色、お届けします~オーボエの世界~」
講師
三菱地所リテールマネジメント株式会社
平 智子さん
本日の講座は映画、ティファニーで朝食をでお馴染みの
“ムーンリバー”の演奏から始まりました♪
先生は現在福岡県でお仕事をされていますが、
今回このタピ大の為に遠路はるばる仙台迄来て下さり、
ご出身は鹿児島県の薩摩川内市と言う事で、同じせんだい市民ですね♪と仰っていたのが印象的でした。
幼い頃から様々な楽器と触れ合い、大学生の時にオーボエに出会い
現在は社会人吹奏楽団に入団し、定期的に練習をし腕を磨いているそうです。
続いて先生はオーボエと言う楽器について説明をして下さいました。
歴史は古く、ヨーロッパで13世紀後半から17世紀にかけて作られた
「ショーム」という木管楽器が祖先で、その後様々な改良が加えられ現在のカタチになったそうです。
このオーボエ、グラナディラ(アフリカン・ブラックウッド)と言う木から作られ、
非常に繊細な楽器で、環境の変化に敏感らしく
寒暖差で管が割れたり、乾燥すると音が出にくかったりするとの事。
先生もこの冬の寒さで数週間音が殆ど出せなかったり、ここ数日の急激な気候の変化で綺麗な音が出せるかどうか、本番ギリギリまで調整をされていました。
しかし、そこは長年オーボエと接してきた先生、いざ演奏となるとうっとりするような音色を響かせ、
皆が知っているジブリアニメの曲や、クラッシックからはアヴェ・マリア
更には“浜辺の歌やこの道”等日本の唱歌までバラエティ豊かなラインナップで楽しませて下さいました。
また、オーボエの説明の後には
行く先々で必ずと言っても良い位言われる(間違われる)
“クラリネット”との違いも教えて下さいました。
素人目に見ると一見同じ様に見えるのですが、2つ並べて見ると...違うんです
当たり前ですが、別の楽器です。 何より音を聞けば全く違う楽器なのですが、
音楽に携わってなければ中々見比べる機会も無く、
先生は『オーボエとクラリネットは似て非なる楽器です、今夜それだけでも覚えて下さいね』と、冗談交じりに仰っていました。
「今夜はオーボエのソロコンサートを聴きに来ました」
そう言っても良い位綺麗な音楽に包まれた講座でした♪