3月2日の講座
「日本人アスリートが海外で通じないわけ! 語学とスポーツ、幼少期から始める体で語学を覚える方法」
講師
元ベガルタ仙台選手 イングサッカーアカデミー代表
小野寺 央記さん
今回の講座は、まず最初に“スペイン語講座”から始まりました。
何でも、日本語とスペイン語は「母音」の発音が似ているので、覚えやすいんですよとの事、確かに似ていました。
先生が、自身のプロサッカー選手時代の経験を元に
このような事を仰ってました
「外国人を前にすると、日本人は語学的な問題から緊張して上手くコミニュケーションが取れない
これが、日本人選手が中々世界で通用しない理由です」と。
実際、先生がベガルタ仙台に在籍していた当時、外国人は4名在籍しており内1名は英語が話せない選手で、
コミニュケーションが取れずに苦労したそうです。
現役引退後、スペインへコーチとして武者修行へ行くも、言葉の壁に当たりとても苦労し、
『技術だけでは無く、語学も同時に身に付けないとダメだ』と痛感、
その時の経験を元に、技術と経験の両方を幼少期から身に付けて世界で活躍できる選手を育成するべく
現在のスクールで外国人コーチと共に教鞭をふるっているそうです。
スクール内では、練習中基本的に日本語は禁止
英語と、スペイン語での会話で練習は進んで行き、サッカーの技術だけでは無くダンスやテコンドー等を
身体としてトレーニングに導入し、それに語学を交えた上で
総合的な『サッカー選手』を育成すべく奮闘中との事。
先生曰く
「子供達の語学吸収力には目を見張るものがあり、技術に加え語学力が加われば
今後は今以上に宮城出身の選手が世界で活躍出来る様になるのではないか?」
「何より大事なのは“楽しんで学び、技術を習得する事”
その為に未就学の子供達をスクールへ招き入れ、1~20年スパンで見て行きたいですね」
と語る先生の目はメラメラと燃え、キラキラと輝き
指導者としての引き出しの多さ・視野の広さに感服致しました。
質疑応答の後には、再度スペイン語講座が始まり
そこにはスペインの風が流れていました。