3月1日の講座
「思い出の寝具で心地良い最高の眠りを」
講師
木綿布団コンシェルジュ
布田 千明さん
「1日の3分の1は睡眠」
良く耳にする言葉ですね。
しかし、快適な睡眠を得てる方は果たしてどのくらいいるのでしょうか?
今回の講師、布田千明さんは受講者の皆さんにチェックシートを渡し、
今使っている枕・掛け布団・敷き布団のそれぞれに点数を付けて頂きました。
すると、現状の寝具に不満を上げている方が多く居た中で、
先生は、普段のお手入れや選ぶ素材が大事と仰っていました。
木綿布団には寿命があるそうで、掛け布団で約5年・敷き布団で約3年、羽毛布団で約8年位との事
※使い方、環境等で変わります
良く聞く言葉に「せんべい布団」と言う言葉。
これは、布団が寝ている間に人間の汗(一晩で2~600mlもかくそうです!)を
吸ってしんなりとしている状態を指している言葉で、定期的に布団を干す事によってある程度回復するそうです。
(冬場や梅雨時は布団乾燥機が良いそうです)
そして、木綿布団の凄い所は『打ち直し』が出来る事!
実際、先生が使用している敷き布団の打ち直し(リメイク)ビフォーアフターの写真を見ると皆ビックリ!!
せんべいがふわっふわのマシュマロに変わったと言っても過言ではありません。
また、木綿布団は中の綿を再利用してこたつ布団にする事も出来るそうで、大事に長くそしてエコに使える木綿布団って本当に凄い物だなと思いました。
講義後半の質疑応答では
「腰痛持ちなのですが、どのような布団が良いですか?」
の問いに対し先生は
「ある程度柔らかい布団が良いですが、『自分の身体に聞く事が1番』」と仰っていたのが印象的でした。
ご実家の「布団店」を継ぐ気は無かったと言う先生。
しかし、東京の大学を卒業後、祖父母と父親が長年守ってきた
歴史をつないで行きたいと言う思いが湧いてきて、家業を継ぐ決意をしたと話す先生の目はキラキラと輝いていました。
老舗布団店若き3代目の挑戦はまだ始まったばかりです♪