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2017年 11月 29日
日本国憲法第24条(両性の平等)の生みの親「ベアテ・シロタ・ゴードン」さんを語る
2017年11月29日(水)の講座
テーマ:日本国憲法第24条(両性の平等)の生みの親「ベアテ・シロタ・ゴードン」さんを語る
講 師:『吉野作造通信』を発行する会事務局長 永澤 汪恭さん
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本日は、日本国憲法草案に参画され、特に男女平等や女性の権利についてご尽力された、ベアテ・シロタ・ゴードンさんについて、お話して頂きました。

オーストリアのウィーンで生まれたベアテさんは、ピアニストである父の東京音楽学校への就任により6歳で来日され、以降10年の生活で日本の家庭における女性の権利のなさを痛感し、その後に大きく影響されたといいます。

その後、アメリカのスクールに進学されたベアテさん。
太平洋戦争の激化とともに日本にいる両親とも連絡が途絶え、両親を案じたベアテさんは、東京からの短波放送の英訳の仕事、米陸軍情報部で翻訳などの仕事、タイム誌のリサーチャーの仕事を経て、日本と関わる仕事に従事し、終戦後、GHQ民政局員としての日本への赴任により、軽井沢で疎開中の両親と無事再開を果たせたそうです。

その後、マッカーサーの、日本が民主的な社会に変わる上で大きな役割を果たす新憲法を政府が作成するのは難しいという認識から、新憲法の草案起草を民政局に委ねることにし、ベアテさんは人権に関する委員会に配属されたそうです。

ベアテさんの、戦前の日本を知っていたこと、日本語ができたこと、リサーチ能力が優れていたことが非常に役に立ち、各国の憲法を参考にしながら、女性の権利や学問の自由、妊産婦から児童の医療を受ける権利まで、広範囲に渡りご尽力されたといいます。

新憲法における日本政府側との交渉の席には、民政局の通訳として参加し、36時間にもわたる交渉を通じて、ベアテさんのその優れた言語能力や日本側に対する自然なやりとりに、日本政府側も大変親近感を感じたといいます。
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当時23歳という若さで大仕事をやり遂げた、ベアテさん。
その後も日本に様々な形でご尽力されたほか、宮城県にも公演で何度も訪れ、東日本大震災の際には、心配の気持ちを寄せてくださったといいます。

ベアテさんの、日本国憲法草案に関わった仕事以外にも残した大きな功績について、講師の永澤さんはまたこの続きを是非お話ししたとお話ししてくださり、次回を楽しみにされている参加者の声も多く聞くことのできた時間となりました。





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by tapidai | 2017-11-29 23:30 | 講座レポート

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