2017年9月21日(木)の講座
テーマ:秋の流行色 口紅とチークの色の合わせ方
講 師:イメージコンサルタント 菊田かなえさん
トレンドの最先端を行くメイクアップ用品。シーズンごとに色合いも変わって、女性ならそれらを見ているだけでもウキウキしてくるものですよね。でも、雑誌広告やテレビCMに登場する女優やモデルのようにメイクをばっちり決めたくても、メイクの仕方がわからなかったり、どこか自分には似合わない気がして、いつも無難な色を選んでしまうという人も多いのではないでしょうか。今日の講座では、この秋の流行色を普段のメイクに上手に取り入れるワザについて、イメージコンサルタントの菊田かなえさんが教えてくれました。
まずは、色とメイクについての基礎を学びました。忘れていけないのは、自分が好きな色と自分に似合う色が同じとは限らないということ。似合う色とは自分を引き立たせてくれる色であり、それを知ることが色選びのカギでありイメージアップの秘訣になるといいます。
メイクの色味は、大きく分けて「イエローベース」と「ブルーベース」の2つ。例えば同じ赤でも、オレンジや朱色に近いとイエローベース、ピンクや紫っぽいとブルーベースとなるそう。さらにこの「イエロー」と「ブルー」を細かく分けていくと、その人に似合う色、「パーソナルカラー」になるそうです。このパーソナルカラーは、春・夏・秋・冬の4グループに分類でき、それぞれのグループでトーンを揃えると、メイクやファッションをうまくまとめられるといいます。「なによりもバランスのとれた色選びが大切」と菊田さん。例えば、口紅をつけてちぐはぐな印象になってしまったなら、それは口紅、チーク、アイシャドウ、ヘアカラーなど、全身のカラーバランスが取れていない証拠。まずは自分のパーソナルカラーを知り、それを元に色を選んでいけば、失敗せずに流行色を取り入れられるのだそうです。
続いて、この秋の流行色を取り入れて、メイクカラーの合わせ方を練習しました。女性の顔のイラストに、「イエローベース」「ブルーベース」それぞれの組み合わせで色を塗っていきます。この秋は「濃い深みの増した赤」がトレンド。まずは濃いめの赤の色えんぴつで口元に色を付け、次にチーク、アイブロウ、ヘアカラー、アイシャドウの色を塗っていきます。ワークに取り組む受講生のみなさんからは「今まで、こんな風に色のバランスを考えたことはなかった」とか「これまでチークは1色しか使ったことがないから、自分に合う色を探してみたい」といった感想も。最後に、受講生全員のワークシートを集めて見比べてみました。人によって選んだ色が異なり、まったく違う印象に。でも「同じベースでまとめる」というルールに従っているので、どのイラストも洗練された色合いになっていました。
「自分に似合う色やデザインは、周囲の人々に好印象を与え、さらにそんな自分に自信を持つことができ、心まで生き生きしてきます」と菊田さん。メイクやオシャレをすることは、外見を美しくするのではなく心を美しくすることなのかもしれませんね。