2017年6月27日(火)の講座
テーマ:腸美人になろう!
講 師:看護師、ダイエットアドバイザー 阿部才喜子さん
最近「腸内環境」や「腸内フローラ」などといった言葉をよく耳にしますね。整腸作用を謳った食品やサプリメントは、健康や美容に関心の高い人の間でも人気があります。今日の講座では、今注目の腸内環境について学びました。
講師の阿部さんが腸内環境に注目し始めたのは、今から17〜8年前。自身が健康になった経験を踏まえ、現在は看護師の仕事に加えて、ダイエットアドバイザーとして講演や個人へのダイエット指導をされているそうです。
お通じの話は人前ではなかなか話しにくいもの。でも、だからこそとても大事だと阿部さん。「日ごろから健康に気を配っている人でも、食べ物には気をつけていても、出る物に気をつけていない人が多いんです」。お通じは健康のバロメーターでもあるので、毎日トイレチェックをして欲しいそう。ちなみに褐色〜茶色のバナナ2本分、水に浮くのが理想的な便だとか。水に浮くというのは、不要な油分をきちんと排出できている証拠なのだそうです。
続いて、受講生全員で腸年齢テストをしてみました。25問程度のチェック項目で、自身の腸が実年齢よりどれほど年を取っているかを測りました。腸の老化は、つまり腸内環境が悪化している証拠。腸内環境悪化の要因には、肥満や運動不足、食品添加物、食の欧米化などがあり、ファストフードや肉料理を好んで食べる10代や20代の若者たちの方が腸年齢が高いこともあるのだそうです。そして腸内環境のカギとなるのが、善玉菌と悪玉菌。悪玉菌が増えると健康にどう影響するか、悪玉菌を増やしてしまう食事とは何か、善玉菌を増やすにはどうすればいいのかなどを教えてもらいました。
講座の最後に、先生の20歳ころの写真を披露してくださいました。写真の中の阿部さんは、あどけない表情が残りつつも、体型はなかなかの貫禄(笑・先生、失礼なことを言ってごめんなさい!)。「実はこのころと今とでは3〜4キロしか体重が違わないんですよ」の一言に、会場中がどよめきました。当時はまだ腸内環境など気にもしていなかったころ、食べ物にも特に気を遣わず、筋肉より脂肪が多く、見た目がパンパンだったようです。その後、腸内環境を鍛えて今のようにスッキリスリムに!腸内環境の大切さを身をもって説明してくださいました。
「男性はかっこよさを保ち、女性は美しさを保つ。腸内環境を整えることで、年を取っても生き生きといられる明るい未来が待っていると思います」と、阿部さんから受講生のみなさんへのメッセージが心に残りました。
講座終了後も、受講生のみなさんが個別に先生に質問しており、関心の高さが伺えました。