3月3日(月)の講座
演題 『愛は微笑みから。愛に溢れた未来を築くために、
みなさんで心のケアのお手伝いをしましょう!』
講師 NPO生活習慣改善センター 理事長、
マザー・テレサ展仙台実行委員会 事務局長 冨澤 伊勢雄氏
本日は3月6日(金)から仙台で開催されるマザー・テレサ展仙台実行委員会事務局長の冨澤さんに、震災後の支援活動、その中でマザー・テレサを慕うシスターのみなさんに同行したお話をご紹介いただきました。
NPO法人を立ち上げ、健康に関した活動をされていましたが、東日本大震災後に被災地を訪問して、仮設住宅での支援活動を4年間おこなってきました。
震災後、縁あってマザー・テレサを慕うシスター達と一緒に被災地を周り、支援をすることになりました。
そのときの彼女たちの優しさや被害を受けた人々への愛情にあふれる支援の様子をお話いただきました。携帯電話を提供してり、一緒に車で現地をまわったりと3ヶ月もの間、冨沢さんも彼女たちと活動されたそうです。その時の活動に大変感動したそうです。お話の様子からもそのお気持ちを感じることができました。
その後の仮設住宅への支援として大学生や他の団体、企業と一緒にさまざまな活動をされたそうです。亘理の仮設住宅にすんでいる方が、孤立しないようにその方の名前など情報をスマイルカードとして作成し、スタッフで使用し住んでいるかたとのコミュニティーつづくりをしました。表札を作ることやタイルを使ったワークショップなどもおこなったそうです。企業とは仮設で料理をされなくなったかたに、調理をしていただこうと料理教室を立ち上げ、岩手、宮城、福島の3県で開催するまでになりました。
支援をする中で、疑問に思ったことを大学の先生に相談したり、神戸に行き、阪神淡路大震災での経験を学んできたりと問題解決のためにさまざまな取り組みをされたそうです。
時間がたつにつれて、支援の内容も変化が求められたそうです。物から現在は心のケア、支援が大切だと実感されているようです。
そういった意味でも今回のマザー・テレサ展を通して、彼女たちの慈悲深い行動を知っていただき、愛情をもって、心のケアができるようこれからの復興支援を呼びかけていきたいともお話されていました。
復興にはまだ時間がかかります。これからの支援について冨沢さんからの熱い思いと提案をお話していただき、人の心のありようについて学ばせていただきました。