2014年6月6日(金)の講座
テーマ 「仙台の路線バスの不思議あれこれ~裏話・誕生秘話アラカルト~」
講師 都市・交通評論家 八木 大輔さん
普段私達がよく使う路線バス。仙台市営バス、宮城交通などを始めとした仙台の路線バスについて、都市・交通評論家の八木大輔さんにお話をしていただきました。
まずは指定区域内を100円で乗れる「100円パッ区」の誕生秘話から。この100円パッ区は街づくりの一環としてNPO法人のアイディアから生まれた、市民が主体となって誕生したのだそうです。
他にも意外と使われていないバスの「お得な乗り方」も教えていただきました。
休日に限り、大人100円、子供50円で乗ることが出来る「休日カルガモ家族」。仙台市内を一日かけて有効に回ることが出来る「一日乗車券」。普段なかなか出来ない家族サービスや家族孝行などにも最適ですね。
杜の都仙台の旅のお供の「まるごとパス」は2700円で2日間乗り放題、ちょっと距離のある所まで走ってくれて、尚且ついろんな名所の割引券なども付いていて一人旅にもオススメだそうですよ。
そして、運転手が行き先の歴史などを話してくれるガイドも魅力の一つ、ご存知「るーぷる仙台」。普段はなかなか乗る機会がないかもしれませんが、新たな仙台市内の魅力の再発見に乗ってみるのも良いですね。
市内にはお得なバスがこんなにあるので、いろんなところへ行けて行動範囲も広がりそうです。
続いて八木さんから興味深い話も。市営バスの仙台駅前の停留所は「ここが仙台駅前?」と思ってしまう、ちょっと仙台駅前とは程遠い場所に止まるのをご存知ですか?青葉通りのダイエーのちょっと先の所ですね。
これについては受講生の皆さんも「うんうん!」と同意。ですが、八木さん曰く、来年の12月頃には今のタクシー乗り場付近に新たに「仙台駅前」の停留所が誕生するのだそうです。
その他、路線バスにまつわる、裏話や運転中に起こったハプニングなど。安全が守られる運転手の体の点検や心掛けていること。最近の車事情などの興味深いお話を惜しみなく話してくれました。
まさに「路線バスあれこれ」。「市民の欠かせない足」とも言える路線バスの魅力に迫ることが出来た講座でした。