2013年12月11日(水)の講座
テーマ 「知らないと損する!相続税の基礎知識と相続税対策」
講師 設樂憲史税理士事務所 設樂 憲史 氏
国民の三大義務の一つ「納税」。最近は、来春に税率がアップする消費税が特に注目されていますが、消費税同様身近な存在であり、私たちが常々意識しておくべき税が「相続税」です。どんなに元気で健康な人であっても避けられないのが、死。亡くなってしまった場合、残された遺族や周囲の人々がもめたりりしないよう、また身内が亡くなって遺産を相続する時に損をしたりしないよう、最低限の基礎知識を身に付け対策をとることが必要です。ちなみに相続トラブルを避けるのに有効とされる遺言書やエンディングノートも、書き方次第では逆にトラブルを招くこともあるのだとか。法定相続人、贈与と相続の違い、税額控除などちょっと難しそうな相続税にまつわるお話と、損をしない対策について、設樂憲史税理士事務所の設樂憲史さんがわかりやすくお話してくださいました。
会場には、受講生がたくさん。みなさん、真剣な眼差しで話を聞いていました。
<相続税対策>
・ どうすれば、相続税が0円になるか?
→課税価格の合計額が基礎控除額以下だと相続税なしとなる
・ 孫を養子にするなど、法定相続人を増やす
・ 生前に贈与する。相続開始前3年以内の生前贈与は、相続財産に加算し、
相続税の課税対象になるため、対策を実施する時期は、早ければ早いほどいい
・ 値上がり確実の土地は、早めに贈与する
(地下鉄が通る場所は、値上がりしやすい)
・ 保険に入ったり、株を贈与する
など、さまざまなアドバイスがありました。
万が一の時のために、みなさんも相続税対策をしませんか?
まずは、今ある財産を確認し、把握する。
そして、今この状況で相続になったら?と想像し、
少しでも財産を多く残せるようにできることから始めていきましょう!!