2013年6月13日(木)の講座
テーマ 「思春期の子どもとのコミュニケーション」
講師 親業訓練インストラクター 土門 比呂子 氏
思春期の子どもを持つ親なら、誰もが悩むコミュニケーション。
些細な一言で傷ついたり、怒ったり。自分もそんな時期があったハズなのに、うまく接することができず難しいと感じている人も多いのではないでしょうか。でも、親の視点や対応の仕方をちょっと変えるだけで、子どもの気持ちが見えてきたり、うまく話ができるようになったりするものです。
今日の講座では、ロールプレイで体験しながら、子どもとうまくコミュニケーションをとるためのヒントを学びました。
先生は、親業訓練インストラクター 土門比呂子さん。大学2年生と中学3年生のお子さんを持つお母さん。自身が子育ての中で出会った、トマスゴードン博士が発案したプログラム「親業訓練」について、わかりやすくお話してくださいました。
みなさんは写真の「おきまりの12の型」を口にしていませんか?
この12の型をよく使っているという方は、要注意!!お子さんと上手くコミュニケーションをとれていないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。この12の型には、「あなたはダメ」という隠れたメッセージがこめられています。内気な子は話をしなくなり、勝気な子は反発するかもしれません。
親業訓練は「聴く」「伝える」「話し合う」が3本柱。
今日の講座では、ペア1組になり、「聴く」練習をしました。
相手の目を見ずよそ見をしながら話を聴く場合と、目を見てうなづいて聴く場合。
さて、どちらが話し手は気持ちいいでしょうか。もちろん、目を見て話したとき。
また、相手に気持ちを受け止めてもらうだけで、気持ちがすっきりし、前に進むパワーが出たという受講生も。
親は子どもの気持ちの鏡。
相談されたとき、ついアドバイスしたくなりますが、アドバイスはせず、気持ちをそのまま受け止めてあげましょう。
子ども「部活やめたいの」
親「部活やめたくなっちゃったんだね・・」
こんなふうに白いボールを白いボールのまま返してあげる。
うなづいて、子どもの言葉を動揺せずに聴いてあげましょう。
そうすると子どもは自分の本音を吐き出してくれます。
自分のことを親は理解してくれていると感じます。
子育てコミュニケーションのちょっとしたポイント。
みなさんも実践してみてはいかがでしょうか。