5月29日(水)
演題 「上ル、下ル?」これがわかれば京都通!? ~ええとこ、ぎょうさん。京都案内~
講師 泉パークタウンタピオ 永塚祐子さん
長い歴史の中で、常に日本の都でありつづけた、京都。1年通していつ訪れても絶景を見ることができ、国内は元より外国人からも人気ナンバーワンの観光地です。古くからの伝統、文化が残る京都の町。しかしこの古くからの伝統文化が、時として京都で迷うネックともなっています。魅力あふれる京都を楽しむためのコツを、大学生活を京都で過ごした泉パークタウンタピオの永塚祐子さんがご案内していただきました。
まず始めに演題にもなっている「上ル、下ル?」。碁盤の目になっている京都市内を熟知するためのキーワードです。北へ行く事を「上ル」(アガル)と言い、南に行くと事を「下ル」(ササガル)、東は「東入ル」西は「西入ル」という方向を表現し、各通名に加えて場所を記しています。この法則を理解することで、今何処にいるのか?その場所が何処になるかがイメージがつくようになります。京都市内の通りの名前は歌にもなっていて今日と市民なら誰でも歌うことが出来るそうです。
そして、現地で使うとツウっぽく聴こえる京都弁の日常会話のご紹介や朝は喫茶店で食事をする「モーニング」などの食文化、お寺やカップルの多い鴨川、難しい駅名が多い京福電車(通称「嵐電」)の魅力やこだわりの専門店など観光ガイドではあまり紹介されない、住んでいたからこそ解るおすすめポイントを教えていただきました。
最後に、永塚さんがおすすめする京都の旅として、夜の京都タワーや料理人や市民の台所「錦市場」、京都最古の花街「かみしちけん」、祇園の真ん中にある「八坂神社」、古文にも出てくる「仁和寺」の各所をご紹介いただきました。
何度も京都に行ったことがある京都ツウの方も知らないような市民目線のええとこ、ぎょうさん教えていただきましたよ。