2013年3月21日(木)の講座
テーマ 「アラスカ・北極圏でのオーロラ体験」
講師 天文ボランティアうちゅうせん 代表 永井 秀男 氏
高緯度、つまり北極や南極に近い一帯でよく見られるというオーロラ。太陽から降り注ぐ粒子と地球の磁気が影響し合って発光する現象ですが、その詳細についてはまだまだ未解明な部分が多いとされています。空を覆うような大きな光の緞帳がゆらめく様子は、怖いくらい美しいと表現されるほど。そのオーロラに魅せられ、よく観察できるといわれるアラスカの北極圏へ足を運んだという天文ボランティアうちゅうせん代表の永井秀男さん。講義では、実際にオーロラを見てきた永井さんが、オーロラの美しさ、魅力についてお話してくださいました。
「オーロラ」の話を聞きたいと多くの方が集まりました。
永井さんは、実体験と科学的知見に基づいて、旅のエピソードを交えながらわかりやすく説明してくださいました。オーロラは11年周期で太陽の活動と密接な関係があります。太陽の活動が活発な時が、チャンス!!
色は緑が一番多く、青・紫・ピンクなどの色が観測できます。
よく、「アラスカ・北極圏へ行ったのにオーロラを見ることができなかった」と言っている人がいますが、永井さんいわく、「オーロラは人間の目の仕組みによって、肉眼では白や透明に見えることが多い。だから、見ていないと勘違いしやすい。カメラのフィルターを通すと見えやすいですよ」とのこと。今まで5回オーロラを見に行った永井さんも、肉眼で色を確認できたのは1回だけだとおっしゃっていました。
オーロラは一度見ると人を虜にします。それを永井さんは「オーロラ病」と呼んでいました。
オーロラ写真も何枚か上映。受講生からは歓声も!
帰りに、永井さんが撮影したオーロラ写真を受講生へプレゼント☆
キレイな風景・・・しばらく、眺めている方もいらっしゃいましたよ。
オーロラ、みなさんも現地で見てみませんか?
(オーロラ病と金欠病になるかもしれませんが 笑)