講師:(株)デュナミス 代表取締役 渡辺 一馬さん
「若者の夢を志へ開花させる伴走者」をキャッチフレーズする会社の代表取締役を務める、渡辺さん。
出身校の宮城大学時代、大学を出るなら、企業で使われる側ではなく会社を興す立場になれ!という教授の言葉に奮起し、今の自分があるそうです。
自分で会社を興す、きっかけはどんなところにあるのだろう?
有名な話では、パナソニックの創始者、松下幸之助さんは、病気で寝ていた時に天井のソケットを見て、これが二股になったら便利になって妻が喜ぶだろうな!という発想から今の会社を築いたそうです。
何かを始めたい、誰かの役に立ちたい…きっかけが掴めても、それを仕事としてやり続けるのはなかなか難しい事です。
学生たちが将来に夢を持って仕事が出来るために、渡辺さんが現在行っている活動を一部ご紹介。
・高校生向け市民講座
自分の話をしても良いという社会人を集め、学校に派遣し学生たちと座談会を行う。
複数人数の社会人をコーディネイトし、相互での会話が出来るくらいのグループ座談会にする。
学生にはあらかじめ社会人達の職業を提示し、自分たちが聞きたい話を選んでもらう。
(ポイントは普通の社会人がどんな風に働いていて何を考えているのかを感じてもらう事なので、
派遣する社会人は成功者である必要はありません)
・ソーシャルビジネスのトレーニングジム「フラスコおおまち」
ソーシャルビジネスを立ち上げたい起業家のための会員制共同オフィス
・学生たちを企業へのインターンとして派遣する。
こんな業界の会社を興してみたい…という企業へ学生を派遣し、その企業の中で自分で企画提案を行い働いてみる。
三陸の魚や海産物を売るお店へ派遣された学生が、自転車での訪問販売を始め、店の売上を1.5倍に伸ばしたという成功例もご紹介頂いた。
他に、現在ソーシャルビジネス、NPOでの起業の成功例をご紹介頂きました。
会社という組織になった時に、自分をはじめ従業員の生活(給料)などを担いながら目的と利益を遂行するのは大変な事だと思いますが、仙台の学生たちが目を輝かせて様々な仕事にチャレンジしていける社会であってほしいです。
高校生向け市民講座では随時、講師の社会人を募集しているので、ご興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか?
株式会社デュナミスHP
http://www.dunamis.jp/