2025年12月3日(水)の講座
演題 だれでもできるグリーフサポート
肩書 東北グリーフサポート 代表
講師 佐藤 悠子さん

今回は、東北地方でグリーフサポート活動の充実を目指し活動されている、東北グリーフサポート代表佐藤悠子さんに先生を務めていただきました。
まず先生から、「グリーフ(grief:悲嘆)」の概念について教えていただきました。
「グリーフ」とは、大切な存在の喪失体験後に生じるストレス反応のことで、その対象はヒトだけでなく、思い入れのあるモノやコトの場合もあります。人によっては、悲しみや孤独感を感じる場合もあれば、非現実感を覚える、食欲不振になるなど、様々な反応が出ることがあります。反応は人それぞれです。また、死別の場合は、喪失から半年ほどはグリーフ反応が強く出ることが多いそうです。

それらは、大きく「感情的反応」「認知的反応」「行動的反応」「身体的反応」の4つに分けられます。一見ネガティブに見えるこれらの反応ですが、「病気ではなく正常」であると先生はおっしゃいます。
また、これは「誰にでも経験しうること」だという認識が鍵になってきます。
そんな「グリーフ」に対して、一人ずつ、それぞれの個別性に応じて、適切なサポート・対応を行なっていくことが大切です。

講座の後半では、時間を設けていただき、死別体験で「傷ついた対応」や「助かったと思う対応」に関して、参加された学生の皆さんと一緒に対話を行いました。途中からは、先生もテーブルを周りながら、熱心に意見交換をされていました。分かりやすく、穏やかな雰囲気で講座を進めていただき、あっという間に終了の時間になりました。
今回の講座では、「グリーフ」が誰にでも経験しうることなのだという自覚を持つことができ、身の回りの誰かが悩んでいる時にどう対応したら良いのかということを学ぶことができました。
ときに良かれと思い発した言葉が、当事者にとっては逆に辛い言葉になるかもしれないという気付きもありました。そして、いざというときにサポートしてくれる存在があると知っておくだけでも、幾分か心持ちが楽になるものです。
佐藤先生、今回は新しい発見と気付きをありがとうございました!