1月6日(金)の講座
演題『大地の恵みジオパーク~知ろう、遊ぼう、楽しもう!~』
講師 湯沢市ジオパーク推進協議会 専門員 山﨑 由貴子さん
栗原市ジオパーク推進室 ジオパーク専門員 中川 理絵さん
今年最初のタピ大は、自然の魅力と自然と共生する生活について、講師のお二人にご紹介いただきました。
“ジオパーク”とは、「地球・大地(ジオ:Geo)」と「公園(パーク:Park)」とを組み合わせた言葉で、「大地の公園」を意味し、地球(ジオ)を学び、丸ごと楽しむことができる場所を表します。日本全国に“ジオパーク”として認定された地域があり、湯沢市と栗原市も認定されています。
講師の二人は、それぞれの“ジオパーク”をみなさんに知っていただくために、様々な活動をされていて、翌日にはタピオで“ジオパーク”の魅力を知っていただくイベントを開催いたします。
前日のタピ大を利用して、“ジオパーク”について教えていただきました。
“ジオパーク”は地球活動が生み出した地形や地質だけでなく、それらと深くかかわりのある人々の暮らしや歴史、食べ物も対象になります。
仙台駅から栗原市や湯沢市へのルートをたどり、同じ季節での天候(積雪)の違いを写真を使って説明いただきました。仙台では晴れていても、湯沢では雪が積もって真っ白!というように、標高や場所の違いで気象の違いがあること、東北地方の日本海側と太平洋側の天候の違いなど、地理的なお話から説明いただきました。
またマグマなど火山活動によって、独特な地形が生み出され、その地形を利用して、同じ栗原市内でも天候や農作物のとれるものが違ったりと、それぞれの地域の特徴を写真や図などを使って紹介いただきました。
人間の生活も地形や気象状況によって、影響を受けていることがよくわかりました。
“ジオパーク”の中で、実際に見て楽しめる観光スポットや特産品なども教えていただき、是非いってみたいと感じるお話もありました。
私たちが何気なく生活している土地にも、様々な地球の活動によってもたらされた資源を、そこに住む人たちが知恵を絞ってきた歴史を感じました。1日ではみてまわれないほど広大な土地があり、季節でもその景色が変わるので、興味があるかたは、是非遊びにいってください。
“ジオパーク”はただ環境を維持するだけでなく、共生しながら発展する活動を行っていくことが求められるそうです。これからどのように湯沢市や栗原市の“ジオパーク”が、発展していくのか、これから気にしていきたいな、とお話を聞いて思いました。
山崎さん、中川さん、貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。