2017年5月9日(火)の講座
テーマ:おもしろいことは身近にある!愛すべき誤植の世界
講 師:誤植愛好家 コカブラキ アヤさん、フリーアナウンサー ロジャー大葉さん
雑誌やチラシ、看板や商品ラベルなど、ついつい見逃してしまいそうなところに潜んでいる「誤植」。今日の講座では、身近にあふれるちょっと笑える誤植を、誤植愛好家のコカブラキアヤさんと、誤植をはじめ無意味で面白いサブカルなモノに詳しいフリーアナウンサーのロジャー大葉さんのお二人が楽しく紹介してくださいました。
コカブラキさんが誤植コレクションを始めたきっかけは、今から約5年前に偶然見かけた某雑貨店の営業車。なんとなく違和感を感じ注意してよく見てみたら、店舗名に誤植を発見したそう。県内でも名の知れた店なのに、その肝心の店舗名が堂々と間違っていたことにとても興味をそそられたといいます。
以降、誤植を見つけては写真に収め、コツコツ集めた誤植コレクションはなんと130以上!漢字間違いや変換ミス、カタカナ表記の間違い、言葉のチョイスがおかしなもの、中には世界のトップ企業がまさかの誤植を出していたり、道路標識などの公共物にも誤植があるとか。通りすがりに誤植を見つけると、わざわざ戻って写真に収めることもあるといいます。
「よくもこんなに見つけるよね」とロジャーさんがつっこむと、「『求めよ、さらば与えられん』ではありませんが、普段から何か面白いことないかなと思っていると、誤植が目に飛び込んでくる。誤植の方から私に寄ってくるんです」とコカブラキさん。街の中に転がっている誤字はいつの間にか直っていることもあり、「誤字は一期一会」という名言(迷言?)まで飛び出しました。
コカブラキさん、ロジャーさんの周りにも誤植好きが多いそうで、ロジャーさんの元には、仲間から街で見かけた誤植の写真がちょくちょく送られてくるのだそう。
誤植探しは、人のあら探しではなく、身近にある“おもしろいモノ”探しだとコカブラキさん。「お金持ちでも不幸な人はいるし、お金がなくても毎日を楽しんでいる人もいる。人生は“感じ方”次第。誤植のような身近なことに面白さを感じられれば、お金をかけなくても十分楽しめる。どうせなら人生を楽しく生きましょう!」というロジャーさんの言葉に、ステキな人生の送り方のヒントを見つけたような気がしました。
講師のお二人の軽妙なトークとおもしろネタで、爆笑に包まれたあっという間の1時間。誤植の世界の素晴らしさに触れた受講生のみなさんも、きっと今日から街の誤植探しを始めてるかもしれませんね。