6月9日(金)の講座
演題『自然災害からいのちを守る防災力アップの7つの習慣』
講師 気象予報士 防災士 地球の未来と私たち研究所代表 諸岡 浩子さん
本日は、自然災害からいのちを守る防災力をアップする7つの習慣について、教えていただきました。防災の備えとして大事なものはと、最初に諸岡さんが3つ、備えることができます、と教えていただきました。
0次の備え いつも携帯できるもの
一次の備え 非常持出し品
二次の備え 安心ストック
この中でも、0次の備え(いつも携帯するもの)が大事だそうです。災害に備えて、ストックしても、日ごろ点検を怠れば、いざ!というときに使えません。なので常に持ち歩けるものに、非常用のグッズを備えているといいですよ、と教えていただきました。実際に見せてもらいましたが、小さいけど、災害時にあったら助かるというものばかりでしたね。
2つめは防災食などの備蓄についてでした。これもある程度食べながら買い足していけば、点検もできて消費期限など確認できます。月2回程度行うといいそうです。
缶詰や乾物が有効と教えていただき、食べなれたものを備えているといいよ、いうことです。
3つ目は家具の倒れなどを防ぐ、防災片付けを教えていただきました。
4つ目は、災害時の連絡先を家族で決めておくと、災害にあったときに、安心だよ、と師岡さんが教えてくれました。災害伝言ダイヤルの開設や使用について、三箇所の連絡網をつなぐ三角連絡法など連絡手段についても改めて確認することができました。
5つ目は、避難経路の確認です。自分が住んでいる地域の避難経路を日ごろから家族で確認しておくことも大切です。仙台市のホームページでも確認できますと教えていただきました。
6つ目は防災情報を知る。正確な情報をいち早く知ることで、災害から身を守ることができます。また避難指示などその情報がどういう意味を持つのかもあらかじめ知っておくことも大事ですね。
みなさんは災害時に正しく行動できるのか、クイズにも挑戦いただきました。
以外と誤って覚えていることがあり、見直しができてよかったです。
最後に、7つ目の備えとして、近所の人に挨拶する!ということでした。阪神淡路大震災のときに、家屋の下敷きになった人の八割は家族や近所の人達に助けられたそうです。
日ごろから近所の方とコミュニケーションをとるということが、いざ!という時にとても役に立つのですね。
今日、諸岡さんに教えていただいたことは、無理なく自分でできる備えでした。災害はいつ起こるかわかりません。今日教わった備えを習慣にして、災害が起こったときにあわてないよう準備したいですね。今からできる備えをはじめましょう。
諸岡さん、ためになるお話ありがとうございました。