4月13日(水)の講座
演題 『北限のワイン~ドイツワインのその魅力を探る』
講師 三菱地所リテールマネジメント株式会社 寺島 和幸氏
本日は三菱地所リテールマネジメント株式会社 寺島 和幸さんに、ドイツワインの魅力についてお話いただきました。
タイトルの「北限のワイン」というのは、ドイツワインの生産地が世界中のワイン産地の中で、一番北側に位置しているので、北限で生産されたワインという意味でした。
確かに、地図で説明いただくとフランスやイタリア、さらにアメリカのカリフォルニアなど主要な産地の中で一番緯度が高い場所で作られていました。
ドイツでは、気候や日照時間など厳しい条件の中で生産されているようです。しかし、生産者の努力で気候や土壌にあったワインをつくりあげ、格調高い、上品なワインがつくられているそうです。
種類としては白ワインがほとんどで、フランスに近いライン川やその支流の傾斜のある場所で生産されています。そのあたりの川は蛇行しているので、傾斜が南向きの土地を利用するなど、すこしでも日に当てて成熟させようという努力が感じられました。
作られている場所でも味わいが違うそうで、それぞれの産地の紹介をしていただくとともに、試飲をさせていただき、それぞれのドイツワインの特徴を味わっていただきました。同じドイツワインでもそれぞれに特徴があり、受講生のみなさんにも理解していただけたようです。
最後に寺島さんに、「ドイツワインの魅力・素晴らしさとは、たぐいまれな果実酸と、ぶどうのもつ上品な甘さ、はつらつとしたアロマ(果実香)、さわやかな風味」と最後にまとめていただきました。フランスやイタリアのワインとはまた違う味わいのワイン。お話を聞いて、ドイツワインに興味を持つことができました。
是非、ご自分でも試していただければと思います。
素敵なワインのお話、寺島さんありがとうございました!