3月23日(月)
演題 「マッサン」で吉野作造を語る〜キーワードはスコットランド
講師 『吉野作造通信』を発行する会事務局長 永澤汪恭さん
「マッサン」と「吉野作造」は全く繋がっていないが時代的には繋がっている。今回は「スコットランド」をキーワードに『吉野作造通信』を発行する会事務局長 永澤汪恭さんにお話いただきました。
現在の大崎市古川に生まれ、その後大正デモクラシーの旗手として日本を民主主義へと導いた吉野作造。彼は中学生時代にキリスト教へ関心を持つきっかけとなった人物が現在の東北学院・宮城学院の設立に関わった押川方義です。
その押川氏はスコットランド出身の宣教師パームより感化をうけてキリスト教伝道の処女地「東北をして日本のスコットランドとたらしめん。」と献身的な伝道精神、熱意あふれる信仰をしていました。
今回は、近代日本とスコットランドの思想や文化をご紹介頂き、スコットランド出身の宣教師パームと押川方義の出会いから東北伝導に至るまでの人間ドラマとその影響を受けてキリスト教徒となり後に民衆政治を志した吉野作造について「スコットランド」をキーワードにお話いただきました。
そして、マッサンの話に入ろうとしたところで時間となってしまいました。
マッサンはスコットランドに出かけ日本へ帰ってきてウイスキーづくりに励む時期こそが吉野作造の絶頂期と重なります。その話は、また次回出来ればとのことで、マッサンとエリーさんに敬意を表してスコットランドの歌を歌って終了いたしました。
毎回切り口を変え、吉野作造の人生と偉業をさぐる好評の講座シリーズたくさんの方にお越しいただき今回も大盛況でしたよ。