タピ大特別講演 「気仙沼・唐桑の『海と生きる』」
本日3日16時から南館1Fノースコート特設ステージにて『タピ大特別講演』が行われました。ノースコートでは「結の場」マルシェin泉パークタウン タピオが11月3日、4日開催されています。この会場で本日『タピ大特別講演』が行われました。
本日の講演
日時:11月3日(日・祝)16:00~17:00
演題:「気仙沼・唐桑の『海と生きる』」
講師:有限会社 盛屋水産/唐桑御殿つなかん代表 菅野一代さん
講師の菅野さんが代表を務める(有)盛屋水産は3代約100年に渡り、森と海の恵み豊かな宮城県気仙沼市唐桑地区の鮪立湾で牡蠣、帆立、わかめの養殖を営んでいる漁師一家の会社です。
「唐桑御殿」とは、遠洋漁業で栄えた気仙沼市唐桑地区で船頭や船員が競うように建てた入母屋造り(いりもや づくり)の勇壮な家のことです。現在自宅を宿泊できるようにした「つなかん」で営業しています。
東日本大震災により、会社だけでなく、自宅も大きな被害を受けた菅野さんでしたが、一時期は取り壊しも考えられた自宅を、学生ボランティアの拠点として使用されたことをきっかけに多くの人と出会い、それがきっかけでみなさんから励まされ、支援をうけて現在は自宅を改装して宿泊を受け入れられるまでになりました。
本日は震災を乗り越えて復興に向かう気仙沼・唐桑の震災から現在の状況、菅野さんがどのようにして現在のように再生できたのか、三陸の海の幸の素晴らしさをお話いただきました。菅野さんはとても明るく元気にお話をしてくださり、復興に向けて歩んでゆく強さを感じました。
ご紹介いただいた写真で震災直後の被害を受けた町の様子、菅野さんのご自宅の写真から少しずつボランティアに方の協力でお家がキレイになっていくようや町が再生していく様子がよくわかりました。久しぶりに漁で大きな魚をとって笑顔のお父さんの写真もあり、「海の男は魚をとってなんぼ」という菅野さんの言葉が胸に残りました。
「結の場」マルシェin泉パークタウン タピオは明日も開催されます。
会場で菅野さん他、たくさんのお店が出店しています。是非お立ち寄り下さい。
「タピ大特別講演」は明日も開講します。
日時:11月4日(月・振替休日)16:00~17:00
演題:「産学・異業種連携による地域性を生かした商品開発について」
講師:石巻専修大学 経営学部4年 石原ゼミナール
綿引将太さん、阿部祐史さん
タピオ駐車場で自分たちが考案した「サバだしラーメン」お振る舞いをいっている学生たちが自分たちの地域と連携して開発した商品についてお話してくれます。
是非学生たちの努力の成果をご覧下さい。
明日もお待ちしております