7月4日(木)
演題 「知っておきたい結婚式のこと・親と子の絆のセミナー」
講師 全米ブライダルコンサルタント協会認定
プロフェッショナルウエディングヴェンダー村上智恵子氏
今日は“結婚式”がテーマの講座です。数々の結婚式のプロデュースを手がけてきた村上さんが、ご自身の体験から感じたこと、考えた子を通して、結婚式をなぜ行うのか、どんな結婚式が行われているのかについてお話いただきました。
震災後の傾向として、一つの式で呼ぶ人数が増えているそうです。宮城県の場合、一つの式で平均70~80名だったのが、震災後100人以上の式が増え、平均もあがっているそうです。)また以前はどちらかというとお金をあまりかけずにという傾向があったのですが、震災後は派手にやろうという方が増えているそうです。そこから村上さんが感じているのは、震災により命の大切さを学び、多くの方に参加いただきたい、参加された方への感謝したいという方が増えているのではということでした。
一般的に結婚式はお金がかかるというイメージを持たれている方が多いそうですが、今では様々な形式の結婚式がありますし、金額で判断するのではなく、参加された方に感謝をの気持ちを伝え、楽しんでいただくことを優先に考えてほしいとお話されていました。なぜ結婚式をするのか、結婚式をあげることでどういうことがおこるのか、そこをみなさんにもっと大切にして欲しいという村上さんの想いがお話の中からよく伝わりました。
実際に震災後式を挙げたかたの事例をご紹介いただきましたが、参列された人の多くが仮設住宅で暮らしていたそうです。しかし、式に参加いただいたことでみんなが喜んでいただけたという事例をお話いただき、結婚式というのは贅沢なものではなく、人の心を暖かくするものなんだと思いました。
最後に最近の式で人気があるエンディングムービーをみんなでみました。式から披露宴の映像をまとめて、エンドロールとして参加された方の名前が流れてきます。そこには新郎新婦だけでなく、参列された方みんなが笑顔でとても感動できる内容でした。
これから結婚式を挙げるかたも、お子さんやお孫さんが結婚される方もなぜ結婚式をあげるのか考えるいい機会になったのではないでしょうか。