11月30日(金)
演題 キューバソレノドンの再発見~恐竜時代/西インド諸島大絶滅時代を生き延びた!~
講師 宮城教育大学環境教育実践研究センター研究員、生物学者 ラザロ・エチュニケ・ディアスさん
「キューバソレノドン」ってしっていますでしょうか?
最近テレビ番組の特集などされて知っている方もいらっしゃる知れませんが、大絶滅時代を生き延び現在も生息する貴重な動物です。
今回は、宮城教育大学環境教育実践研究センター研究員で生物学者のラザロ・エチュニケ・ディアスさんにたっぷり教えていただきました。
長い鼻と長いしっぽ、まるでモグラとネズミを足して2で割ったような形をした、体長30センチほどの動物、「キューバソレノドン」。その名の通り、カリブ海に浮かぶ島国・キューバに生息する固有種のほ乳類です。土地開発による環境破壊で一時は絶滅したといわれていましたが、1970年代に奇跡的に再発見されました。ほ乳類では珍しい唾液に毒を持つなど、他にはない特徴をもち、絶滅しかけながらも命をつなぎ生き延びてきたキューバソレノドン。
ラザロ・エチュニケ・ディアスさんはキューバと日本の合同チーム員として現地の国立公園に調査に行き捕獲に成功しました。
捕獲するまでの苦労や初めて明かされた真実など、テレビ未公開の動画などを見せていただき詳しく説明していただきました。ラザロさんは近々キューバに行って生体を研究するそうです。
この「キューバソレノドン」を研究することにより大絶滅時代をどのようにして生き延びたかなどの生命の進化の謎が明かされる日がくるでしょう。