5月22日(火)
演題:趣ある音色を楽しんでください~チェロの歴史と演奏体験
講師:アトリエミュー ミュージックスクール チェロ科講師、チェロ奏者
明珍幸希(みょうちんみゆき)さん
大きさの違うチェロがずらりと並びました。
フルサイズ、4分の3、8分の7、2分の1、そして10分の1。
子どもから大人まで身体の大きさにあわせたチェロを紹介。
現在の形になるまでのチェロの歴史について講義。
とても分かりやすく、絵や図をスクリーンに映してのお話でした。
女性の身体をモチーフにしているという弦楽器は、バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスと大きくなるにつれて低音になっていきます。
チェロの楽器の構造の説明もあり、外からは見えない「魂柱」(こんちゅう)がとても大事だとのこと。
魂柱は、表板と裏板を直接つなげる唯一の棒。表版の穴から一人一人見せてくれました。
そしてお待ちかねの「演奏体験」。
チェロの名曲、バッハの「無伴奏チェロのための6つの組曲」冒頭の部分を弾きました。
身体に伝わってくる低音に魅了されます。
「全曲弾けるようになるのはどのくらいの年月がかかりますか?」の質問も出て、会場は笑いにつつまれ和やかな雰囲気に。
講座終了後もチェロの体験を続ける受講生が多くいました。
講師の明珍幸希さんの優しい口調と表情はとても魅力的で、ファンを増やした1時間でした。