2012年5月10日(木)の講座
テーマ 「メディカル・アロマ セルフケア体験講座」
講師 日本メディカルアロマテラピー協会 セルフケアセラピスト 菊地 美和 氏
一般的に普及しているアロマテラピーとは、「イギリス式のもの」を指します。
精油を使用して、その香りによる癒しが中心です。また、キャリアオイルを使用してマッサージを取り入れたりしています。一方、「フランス式のもの」がメディカルアロマテラピーと言われ、精油に含まれる成分を重視し、治療を目的とされています。今日の講座では、フランスやベルギーで医療として認められている「メディカル・アロマ」を取り上げました。先生は日本メディカルアロマテラピー協会のセルフケアセラピスト・菊池美和さん。
メディカルアロマテラピーは、香りをかぐというだけのアロマテラピーではなく、「塗布」や「経口」も取り入れます。そのため有機化学や薬学その他、身体や病気に関しても学ぶ必要があり、医師の先生方と共に研究を進めるアロマテラピーです。
講座では、精油について、メディカルアロマテラピーの使い方、使用する上での注意点などプリントを元に解説してくださいました。
<メディカルアロマテラピーの3つの使い方>
① 西洋医薬のように即効性のある薬としての使い方。「鎮痛作用や抗感染作用」
② 東洋医学的(漢方)なブレンド。体質に合った処方を使う方法
③ 香りによる心理学的な使い方
体質判断テストを行いました。質問紙の中で自分に当てはまるものに丸をつけるという簡単なもの。
4つのブロックのバランスがとれている状態が理想ですが、自分の少ないブロックがあった場合、そのブロックの成分を多く含む精油を使用するそうです。
実際に、受講生も自分に必要な精油を先生につけてもらいました。
いつものアロマ講座とは一味違う、医学的な立場からのお話。
メモを取りながら真剣に聞く受講生の姿が印象的でした。