2012年4月3日(火)の講座
テーマ 「春山の楽しみ~北アルプス 上高地~」
講師 元 長野山岳会員
笠井 幸男 氏
今回は、上高地の自然に魅了され、訪れるだけでは物足りず、上高地に就職されていた事もあるという、元 長野山岳会員の笠井 幸男さんに講座を行っていただきました。
季節ごとに様々な顔を見せてくれる上高地。
春夏秋冬、出会う事の出来る動物や植物、昆虫や、風景などを紹介。
春から初夏にかけては、山菜の天ぷら、白樺のジュースなどが味わえ、5月~6月は、山の上の遅く咲く桜を観に行くのもオススメなのだそうです。
また、冬に楽しめる雪形、山名・地名などを解説していただきました。
山登りで心配なのが、「熊」。
講座の最後に、「熊との出会い」についてもお話をいただきました。
「人が熊に襲われる」といいますが、そもそも森の先住者は熊であって、人がお邪魔している事を忘れてはいけません。自然が豊富であるから熊が居る。開拓され、自然が少なくなると動物たちの棲む場所が少なくなり、数も減っていく。
一番危険なのは、子連れの母熊に出会う事で、母熊は子供を守るために必死になるため、間違っても子熊に近づこうとしてはいけないとの事でした。
笠井さんの話を聴きながら、行ったことのない上高地の景色を想像すると、大自然を楽しみに行ってみたくなりました。
最近では、国外からの旅行者にも人気のある上高地。
皆さんも新緑の季節、冬の間に固くなった身体や心をリフレッシュしに、足をはこんでみてはいかがでしょうか。