3月14日(水)
演題 光で図るお米とからだ あなたのお米とからだは美しい?
講師 宮城学院女子大学 教授 正木恭介さん (NPO法人オリザ・ネット 理事長)
ケット科学研究所 安藤義晃さん (NPO法人オリザ・ネット 理事長)
今回は、「近赤外線」を使った機器を3台用意いただきました。からだ編とお米編です。まずは、近赤外線のお話から。
近赤外線は、牛乳の水分量、タンパク質、脂質の測定や、果物の糖度、乾のりの品質測定などに使われているそう。誰もが経験している体脂肪測定でも。
「米成分分析計」では、お米の水分、タンパク質、アミロースの三成分を測定して食味を評価するもの。
味は人によって好みが違うので、点数の高さと言うのは評価の基準ではないとのこと。
そして、「穀粒判別器」ではお米の外観の様子を測定。ほとんどは「正常米」が占めますが、色のついた「着色粒」、白く濁った「粉状粒」、そのほかに「被害米」、「砕粒」が含まれています。
受講生は、持参したお米を測定してもらい、日ごろから食卓にのっているお米についての認識をあらたにしていました。
また同じく近赤外線を用いた「アストリウム」では、血中のヘモグロビン値と血管幅を測定しました。男性は14g/dl、女性は12g/dlが基準です。血管幅に基準はありません。一人ひとり左手の中指を機器に挿入し、正木先生により説明を受けていました。
普段、触れることのない特別な機器を使用させていただき、ありがとうございました。