2012年1月26日(木)の講座
テーマ 「心の疲れをほぐすために~誰でもできるセルフケア~」
講師 仙台青葉学院短期大学 看護学科 精神看護学 講師 高橋 聡美 氏
体の疲れはだるさやコリなどにあらわれ、その症状によって手当てできますが、心の疲れはわかりにくく、ケアがしにくいものです。気をつかう人間関係、やることが多くて追われるような忙しさ、私たちは気付かぬうちに心に疲れをためています。
明日を笑顔で迎えるために―。仙台青葉学院短期大学 看護学科 精神看護学 講師の高橋聡美さんが、誰でも毎日続けられる心のセルフケア法を教えてくださいました。
あなたはどんな時にこころの痛みを感じますか?
死別・離別・病気・怪我・失業などの喪失体験。一方、いじめや虐待・裏切りなどの心理的喪失は一時的に何を失ったか自覚しづらいものです。(自尊心、自分の価値観、人を信じる気持ちが失われています)
その他、私たちは普段生活している中でも、家族と上手くいかない、友達とケンカをした・・・さまざまな出来事でこころの痛みを感じています。
心が健康で笑顔で過ごすためには、どうしたらよいか?
そこで、セルフケアが必要になります。
まずは、高橋先生の努力目標!!
「頑張らない」「我慢しない」「無理をしない」という無敵の三大主義
これを心がけると、肩の力を抜いて生活ができますね☆
<セルフケア>
その1 「気づき」
自分の心の傷に気づいてあげる
その2 「自分に優しく」
自分にねぎらいの言葉をかける、満点を目指さない、避けられる痛みは避ける、
痛みを感じたら自分でいたわる、勝手に思い込むのはやめる、つらい時にはつらいと言う
その3 「ストレスを解消させてくれるものを見つける」
自分に合うものを選ぶ。複数あるといい。ローリスクのものにする
その4 「予防的セルフケア」
物事を背負い込まない。疲れる前にセーブする
その5 「自分の大切なものを大事にする」
大切な人が元気がないと自分も元気がなくなる。自分を支えてくれる大切な人との時間を大切にする
以上のようなポイントを教えてくださいました。ぜひ、実践してみてくださいね!!
最後に震災後に改めて感じたことについてお話されていました。
「失ってから初めて気づくことがあります。日々の生活の中にある幸せに気づき、それを宝物だと思って大切にして生きてください」とのこと。
高橋先生は、遺族の方の心のケアもされています。
先生の想いや活動については
ブログをご覧ください。